高橋(以下高):それでは一ノ瀬さんに当教室について色々訊いていきたいと思います。
雑談形式なんでリラックスして話してください。
一ノ瀬さんが入学したのはもう10年以上前だったと思いますが、
ウクレレを始めようとしたきっかけはなんでしたか?
一ノ瀬(以下一):なにかしらの楽器を始めたいという漠然としたものはあったんです。
ピアノをかじってみたりしたんですが・・・続かず。
ウクレレをやろうとしたきっかけはジェイク・シマブクロがテレビに出ていて、
即興で番組内で弾いていたのに感動しました。
私も感動したんですが、アナウンサーも泣いて感動してて(笑)そのくらいものすごかったんです。
ウクレレでこんなことができるんだと思って「よし、やってみよう」と思いました。
ギターだと弦が多くてイメージ的にハードルが高かったのもあってウクレレに。
高:ジェイクも今頃喜んでますね!
一:これを読んでくれるかはわかりませんが喜んでくれるといいです!
ジェイクは本当にウクレレの地位をあげてウクレレ人口を増やしましたね。
ウクレレでこういうことがやりたいというはっきりしたイメージができたのがよかったと思います。
まずは続くかどうかがわからなかったので安いウクレレを買って独学で練習しました。
1週間でマスターできる教本を1週間でマスターできず(笑)
コード弾きなどを1年かけてやり、いざソロを弾こうと思った時に壁にぶち当たりまして。
「ここから先は難しいぞ」と思ったので教室を探しました。
忙しかったのでカミさんに丸投げして探してもらい(笑)見つけたのが先生の教室でした。
高:奥さんがキューピッドだったわけですね(笑)
一:そうですね(笑)
ただ単に体験レッスンを受けただけでは入らなかったと思います。
先生は当時教室を始めて間もない頃でウクレレを持ってなかったと思いますが・・・。
高:いや、持ってましたよ(笑)
一:Famousの安いモデルでしたっけ?(バカにしてるわけじゃないですよ)
その時に先生が正直に「ウクレレ教えたことなくて初めての生徒さんなんです」って言ってくれたことが決め手でしたね。
教える方もウクレレは初めてだし、教わる方も初級者だし「一緒にうまくなっていきましょう」というスタンスがドンピシャでした。
ストライク!この教室なら通えると。
これがもしベテランの先生で「教えてやるよ」みたいな先生だったら通わなかったですね。敷居が高くて。
先生が同じ目線に降りてきてくれたので印象がよかったんです。
それが決めた最大の理由ですね。
結果10年以上も通えてますし、いいご縁だったと思っています。
高:こちらこそありがとうございます。一ノ瀬さんがいないと合宿ができませんしこの場を借りてお礼申し上げます。
教室に通う前と後で一番大きな変化はなんでしょうか?
一:レッスンを受けて、できなかったことが一つずつできるように実感できた時に「通ってよかった」と思えます。
ウクレレの「コツ」を自分一人で見つけようとすると膨大な時間がかかりますけど、レッスンでは先生がコツを教えてくれますので
効率がいいです。
教本には書いていないコツを教えてくれるので本当に助かってます。もちろん練習は自分でしなければいけないですけどね(笑)
大きな変化といえば・・・全部ですね。技術的にも音楽的にも知識もですね。
色々なものが変わりましたしこれからも変わると思います。
高:僕も10年前とは変わりました。その変わって成長したものを教えていければと思います。
一:そうですよね。先生はいつまでも追い越せない壁としてずっと成長して行ってください。
先生は10年で・・・老けましたね(笑)
高:・・・(苦笑)
一:人のこと言えませんが(笑)
うまくなることも大事ですが、単純にウクレレは音を出すだけでも楽しいですし、難しいことをしなくても綺麗な音が出るだけで
楽しいので生活の「潤い」として楽しんでいければいいのかなと思っています。
高:楽しむことが本当に大事だと思います。
ちなみに最近はアコギのレッスンで通われていますが興味を持ったきっかけはなんですか?
一:ウィリアム・アッカーマンを昔聴いていたので元から興味があったんですが難しいイメージで手を出せなかったんですね。
ウクレレで弾きたい曲を探してもウクレレ楽譜はなく、ギター楽譜ならあるということが多々あったのがもどかしくて、
ウクレレもある程度形になったので、ギターも始めてみようかと。
以前に一度、作曲&音楽理論のレッスンにも通わせてもらったのはウクレレ用に編曲できるようになったらいいなと思ったんですが、
埒があかないなと。
先に人生終わってしまうなと(笑)
その前にギターに挑戦しておこうと思いました。
高:音楽理論のレッスンもやりましたね。
一:高橋先生がなんでも教えられる先生でよかったです。ウクレレもクラシック、エレキ、アコギも作曲編曲もできるので
「なんて便利な教室」なんだ!!と(笑)
他の教室を探す手間がありませんからね。
話変わりますけど、クラシックギターの曲をアコギで弾きたい(逆の場合もありますけども)、そうなった時に高橋先生は
教えてくれますよね、絶対に。
昔、試しに他の教室に電話したことがあって意外に悩んでたり、断られたりしたんですよ。なぜか(笑)
だからこの教室は貴重ですよ!(笑)こういう需要は私の他にもあると思いますし。
垣根なくギターとウクレレを弾いているので本当に尊敬してます。
高:ありがとうございます(照)
エレキからクラシックなどに転向する時には実はコツがあって。
「プライドを捨てること」です。僕はそのプライドを捨て去ることができなかったので伸び悩んだ時期がありました。
一:プライドってなんですか?
高:「自分はエレキでやってきた」「エレキギターはうまいんだ」など、
頭と体がエレキギター仕様になっているんです。
クラシックギターに転向しても指は動くし音もちゃんと出るのである程度まではできるんですが、
やはりフォームや考え方が
エレキギターのままでは上達しません。
昔積み重ねた「エレキギターのプライド」を一度捨てて、もう一度始めからやり直す勇気が必要なんですね。
多くの人はそれができないので「自分には向いていなかった」と転向を諦めてしまいます。
一:軟式テニスと硬式テニスの違いみたいなものでしょうか。フォームが違います。
スポーツと楽器も似たようなところがあるんですね。
柔軟な考え方だから色々な楽器ができるんですね。
高:手広く教えることができるようになってよかったです(笑)
それにしても一ノ瀬さんには合宿で別荘を貸していただいて本当にお世話になってます。
一:あんな別荘でよかったら使ってください。アットホーム感は満点ですね。
高:いやいや、2階は響きもいいですしバーベキュー小屋もありますし。
備長炭でエビやホタテ、とれたてのトウモロコシや野菜、米沢牛など焼きましたよね。
去年は埼玉県の武州和牛と麦豚でした。
温泉に行きーの、星を見ーの、花火をしーの、ほんと贅沢させてもらってます。
プチ発表会もあり楽しい3日間ですね。
一:贅沢ですね(笑)夏なのに涼しいですし、寝っ転がりながら人の演奏聴けるのは合宿ならではですね。
寝てる人もいましたし(笑)
高:これからも合宿をはじめ、懇親会、発表会など参加してください。
一:はい、参加します。
この教室は個人レッスンですけどもイベントを通じて横のつながりがあるとモチベーションも上がるので
ありがたいです。
教室のコミュニティができるといいですね。
教室名今なんでしたっけ?トリトンでしたっけ?
高:トライトーンです!(昨年教室名を変えました)
一:すみません、トライトーン。ふりがな振ったほうがいいですよ(笑)
高:音楽用語なんでちゃんと覚えてください!!
一:わかりました。教室のコミュニティがこれからも発展して行くといいですね。
頑張ってください。
高:ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
一ノ瀬さんのインタビューは以上です。
1時間以上の雑談でしたので長文になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。